2018年2月17日(土)に「カリフォルニア産イタリアワイン」と「本場イタリアワイン」を楽しむ会を開催しました。
当日飲んだワインについては、このブログで順次ご紹介させて頂きますが、今回は、会の様子を、写真中心でご紹介させて頂きます。
フランスの土着品種ぶどう、例えばカベルネソーヴィニオン、ピノノワール、シラーなどは、今では世界中で栽培されており、いわゆる国際品種になっています。一方で、イタリアの土着品種ぶどう、例えばサンジョヴェーゼ、ネッビオーロなどは、知名度抜群にもかかわらず、イタリア以外の国ではあまり栽培されていません。
ところが、南カリフォルニアのワイン生産地区「テメキュラ」では、多くのイタリア土着ぶどうが栽培されており、多くのワインメーカーがそれらのぶどうを使ってワインを生産しています。私は、こうしたワインを「カリフォルニア産イタリアワイン」と呼んでいます。
今回は、同じ種類のイタリア土着ぶどうを使った3種類の「カリフォルニア産イタリアワイン」と「本場イタリアワイン」を飲み比べて、どちらが美味しいか参加者の方々に判定して頂きました。
「カリフォルニア産イタリアワイン」は私が1月にカリフォルニアで購入してきたもの。「本場イタリアワイン」はイタリア在住9年の友人が予算内で厳選して下さったものです。
まず、最初のイタリア土着ぶどうは「サンジョヴェーゼ」。
「カリフォルニア産イタリアワイン」はテメキュラのMount Palomarワイナリーのもの。「本場イタリアワイン」は、トスカーナ州のSan Giusto a Rentennanoワイナリーのもの。この2つのワインの対決です。
Mount Palomarワイナリーについては、別のブログで紹介させて頂いてますので、ご参照下さい。
参加者14名にじっくりとこの2つのワインをテイスティングをして頂きました。
皆さんには、どちらが「カリフォルニア産イタリアワイン」か「本場イタリアワイン」かをお知らせせず、いわゆる「ブラインド」でテイスティング。
テイスティング後に、14名全員に、自分が好きな方のワインに投票してもらいました。結果はなんと、8票対6票の僅差で「カリフォルニア産イタリアワイン」の勝利!カリフォルニアワインの質の高さが証明されました。
その後は、立食パーティにして、食事を楽しみながら歓談。
その合間に、2種類目、3種類目のワインを楽しんで頂きました。
2種類目のイタリア土着ぶどうは「コルテーゼ」
こちらは、「Mount Palomarワイナリー」対「ピエモンテ州 Gavi」。この対決では「本場イタリアワイン」の方がかなり評価が高い様でした。
そして、最後のイタリア土着ぶどうは、「ジンファンデル」。イタリアでは「プリミティーヴォ」と呼ばれています。
こちらは、カリフォルニア州のワイン銘醸地ソノマの「Francisi Coppolaワイナリー」対「プーリア州 Manduria」。この対決は、わずかながら「カリフォルニア産イタリアワイン」の方が評価が高かったです。
当日は、友人がイタリア産のチーズやサラミや、デザートも準備して下さいました。あっと言う間の2時間でした。