ブルゴーニュを追求する南カリフォルニアのワイナリー Au Bon Climatのピノ・ノワール

ブルゴーニュを追求する南カリフォルニアのワイナリー Au Bon Climatのピノ・ノワール

カリフォルニアで仕事の後、アメリカ人の部下と一緒に食事をする機会がありました。その時、1本目のワインとして選んだのが「Au Bon Climat 2010 Pinot Noir」です。

Au Bon Climatは、南カリフォルニアのワイン銘醸地「サンタバーバラ」にあるワイナリーです。1982年に、Jim Clendonがブロゴーニュスタイルのワインを専門とするワイナリーとして開設しました。

Jim Clendonは、1976年にカリフォルニア大学サンタバーバラ校法学部を優秀な成績で卒業しました。卒業後に、ブルゴーニュとシャンパーニュを旅行したことをきっかけに、弁護士資格となるのではなく、ワイン業界へ進むことを決意しました。

1978から1980年の3年間、地元サンタバーバラにあり、優秀なワインメーカーを育てることで有名なZaca Mesa Wineryで働きます。さらに1981年には、フランスとオーストラリアで、北半球と南半球の地の利を生かして、3回のワイン醸造を経験します。

そして1982年にAu Bon Climaを開設します。Au Bon Climaの愛称は「ABC」で「陽の当たるぶどう畑」という意味だそうです。

このワイン、鼻を近づけると、期待通り、いちごの香りが上がってきます。

口に含むと、まず、ラズベリーやブルーベリーなどの果実味、後味として少しスパイスっぽい心地よい刺激味があります。全体として、果実味、酸味、渋味のバランスのとれた繊細な高級ワインに仕上がっています。

その日は、ステーキと一緒に味わいましたが、サーモンやチキンにも合うと思います。

このワイン、このレストランでは約$90でしたが、米国の小売店で$50程度で購入できます。日本でも通販で7,000円前後で購入出来る様です。私は、あまりピノ・ノワールは飲まないのですが、このワインはお薦めです。