北カリフォルニア・メンドシーノのパイオニア Navarro Vinyards & Winery

北カリフォルニア・メンドシーノのパイオニア Navarro Vinyards & Winery

Navarro Vinyards & Winery へ行ってきました。

カリフォルニア北部・メンドシーノのアンダーソンヴァレーにあります。

この辺りは寒くてぶどう作りは不可能と言われていたそうです。この日もアンダーソンヴァレーから海岸沿いにあるメンドシーノの町までドライブしましたが、真夏にもかかわらず、メンドシーノの街は霧に包まれ、セーターを着ている人々も。

このワイナリーは、1973年にテッド・ベネット、デボラ・カーン夫妻が開設。2人は、まさにアンダーソンヴァレーのパイオニア的存在です。

この日は、まず、ワイナリーツアーへ。ツアーガイドは、ヒメノさん。メキシコ生まれでメンドシーノ生まれの彼女は、今年の2月にガイドを始めたばかり。一生懸命説明してくれます。平日だったからでしょうか、ツアー参加者は、我々の他にはDavidとCynthiaという南カリフォルニアのサンタバーバラ出身のご夫妻だけ。

まず、ぶどう畑を散策しながら、色々なぶどうの説明を受けます。低い場所には、ゲヴェルツトラミネールなどの白ぶどうが。少し離れた高台には、ピノ・ノワールが植えてあります。ピノ・ノワールは、昼涼しく、夜暖かい高台の方が合っているそうです。

その後、圧搾機や発酵させるための樽などを見学。

熟成させるための樽、大きいです。

自動瓶詰め機。ガイドのヒメナも「見るのは初めて!」とはしゃいでました。

ぶどう畑に生える下草は、除草剤を撒かずに、子羊に食べさせているそうです。

ツアーの後は、テイスティング。14種類のワインから自分の好きなワインがテイスティングできます。

印象的だったのは、2014年のピノ・ノワールのフィルターを通したワインとフィルターを通さないワインの飲み比べ。ワインは、不純物を取りためにフィルターを通して濾過することが多いのですが、濾過するとぶどう本来の味が損なわれると批判するワインメーカーもいます。このワイナリーでは両方作っています。フィルター無しは土の香りが印象的。

驚くことに、ツアーもワインテイスティングも無料です。少し遠慮して、14種類のワインのうち、6種類のワインをテイスティング。どれも美味しい!
あちゃー、また飲みすぎちゃいました。