米国で最も売れているオーガニックワイン 北カリフォルニアのBonterra Merlo 2015

米国で最も売れているオーガニックワイン 北カリフォルニアのBonterra Merlo 2015

沢山のワイン愛好家の人たちとカリフォルニアワインを楽しむ機会がありました。そこで、とても好評だった1本が Bonterra Merlo 2015。なかなか美味しかったので紹介します。

このワインを作っているBonterra Vinyardsというワイナリー、カリフォルニア北部・メンドシーノというオーガニックワイン生産地として有名な所にあります。メンドシーノを訪問した時に、寄ろうとしたのですが、一般には公開されていませんでした。

このワイナリーは、1987年に設立されますが、1993年には早くもオーガニック製法でできたぶどうだけで、ワインを生産します。オーガニックワインの先駆者的な存在であり、今では米国で最も売れているオーガニックワイン生産者なっています。ちなみにBonterraとは、フランス語で「よき大地」という意味だそうです。

ファインズのウェブサイトに、Bonterra Vinyardsに関する分かりやすい記載があったので、引用させて頂きますね、
「化学肥料や農薬、殺虫剤を使わず、カバークロップとしてクローバーや豆などを植えることにより、土壌に有機物質や窒素がもたらされ、柔らかい土ができあがります。また、虫や動物たちを排除するのではなく、畑の周りに動物たちが好きな植物を植えたり、畑にニワトリを放し害虫を食べさせるなどし、共存しながらブドウ栽培を行っています。そのため、ボンテッラの畑は、春には花が咲き、畑の周りには緑が茂り、鳥や動物たちが伸び伸びと暮らしている、自然豊かな環境となっています。」

一部にはビオディナミ農法も取り入れた栽培を行っています。Bonterra Wineryのウェブサイトには、販売しているワインの横に、オーガニック農法で生産しているか、

ビオディナミ農法で生産しているかが示されていて面白いです。(ビオディナミ農法とは、月の運行をベースとした暦に沿って農作物の栽培を行う農法です。)

このワイン、メルロを主体に、プティ シラー、シラー、ジンファンデル、カリニャンをブレンドしているそうです。芳醇なチェリーやベリー系のフレーバーと円熟したタンニンが甘いオーク香によって引き立ち、ベルベットの様なフィニッシュで締めくくられます。

アメリカでは、スーパーマーケットなどで比較的簡単に入手できます。$15程度。日本でもネットなどで$2,500前後で購入可能。

それにしても楽しい仲間たちとワイワイ飲むワインは美味しいですね。

あちゃー、また飲みすぎちゃいました。