カルフォルニアで南半球のワイン飲み比べ

カルフォルニアで南半球のワイン飲み比べ

ロサンゼルス国際空港から日本航空を利用すると、同空港に日本航空はラウンジを持っていないので、同じワンワールドの「カンタス航空」のラウンジを利用することになります。

このラウンジは、ワインの品揃えも多く、私の好きな赤ワインだけでも、5本揃っています。ただ、ちょっと生産国が偏っていて、殆どが「オーストラリア産」。オーストラリアのフラッグシップ「カンタス航空」のラウンジですから、当たり前ですよね。

日本航空も日本のフラッグシップなのですから、そのラウンジや機内でサーブするワインには、もっと日本産のワインを増やした方が良いのではないでしょうか。10月30日には、政府がワイン表示ルールを制定し、その品質向上に一歩を踏み出したわけですから、みんなで日本のワインを応援すべきでしょう。

ところで、このラウンジには、地元カリフォルニアに敬意を表してナパの赤ワインも1本置いてあります。Srerlingのメルロー。このワインについては、以前、ブログで紹介しています。下記をクリックして、ぜひ読んでみてください。

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話があちこち飛んでしまいましたが、このラウンジに置いてある5本の赤ワインのうち、3本がオーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨン、1本がカリフォルニアのメルロー、残りの1本はニュージーランドのピノ・ノワールです。

これだけ種類が豊富だと色々と楽しい飲み比べが出来るのですが、迷いに迷って、南半球を代表するワイン生産地、オーストラリアとニュージーランドの「カベルネ・ソーヴィニヨン」と「ピノ・ノワール」の飲み比べをすることに。

カベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワールは、赤ワインの中で両極端のワイン。カベルネ・ソーヴィニオンが一番重くて、ピノ・ノワールが一番軽い赤ワイン。この2つを飲み比べるのは、楽しいです。同じ、赤ワインとは思えないほど、違います。味だけでなく、色も、随分と違います。(カベルネ・ソーヴィニヨンの方が、濃い。)

まず、1本目は、ニュージーランドのピノ・ノワール「MATSUA」。ニュージーランドのワイン銘醸地「マールボロ」のワインです。日本でも、サッポロビールが取り扱っていて、2,500円前後で購入できる様です。ちなみに、MATSUAとはマオリ語で「総本家」の意味だとか。

このワイン、鼻を近づけるとイチゴの香りに加えて、スパイス、胡麻、プラスチックの様な香りも。口に含みと、程よい果実味の後に、上品だけど強烈な酸味が。少し、ハーブの様な独特の味わいも。渋みはあまり感じられません。

2本目は、オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨン「Penfolds Max’s」。オーストラリアのワイン銘醸地「南オーストラリア」のワインです、ペンフォールズの初代醸造家、故マックス・シューベルト氏に捧げられたシリーズだとか。日本でも4,000円前後で購入可能です。

鼻を近づけるとブラック系のベリーとかすかに杉の木の香り。何か、草っぽい独特の香りも。口に含むと、あまり果実味はなく、青系の野菜の様な独特の味わいが。程よい酸味と渋みがしばらく後味として残ります。

このラウンジは、南半球のワインが、色々と飲めて楽しいですよ。
あちゃー、また酔っ払っちゃいました。