スペイン カスティージャ・ラ・マンチャ州のワインを飲んでみた。

スペイン カスティージャ・ラ・マンチャ州のワインを飲んでみた。

仕事でスペインのマドリッドへ。ホテルに到着したのは夜遅い時間。かなり疲れていたが、スペイン在住の仕事仲間が、近くに開店したばかりのバルがあるので行こうということに。

隣のバルは満員でしたが、ここは我々だけ。開店したばかりで馴染みの客がいないからか。

ところで、マドリッドのすぐ南に「カステイージャ・ラ・マンチャ」という州があります。ちなみに「マンチャ」はアラビア語で「水のない土地」を意味するそうです。

新幹線に乗ってこの土地を走ると、どこまでも乾燥した大平原が広がっています。風車を売りにした観光都市もあり、「ラマンチャの男」に登場する、スペインらしい風景が広がっています。ちなみに、ぶどう栽培面積は、世界最大。

以前から、ちょっと気になっていたカスティーリャ・ラ・マンチャ州のワイン。せっかく、マドリッドに来たのだから、飲んでみたいと思い、メニューをチェックしたのですが、よく分からない。そこで、店のおばさんに色々と質問。でも、英語も通じず、スペイン語もあまり通じない。よく聞くと、「私はスペイン出身ではない。」とのこと・

仕方がないので、店のおじさんに聞いて、何とか選んでもらったのが、カスティーリャ・ラ・マンチャ州のワイン銘醸地Manchuela(マンチュエラ)の赤ワイン。

店のおじさん、おばさんに、生産地の場所やら、使われているぶどう品種など質問したのですが、向こうは英語が片言、こちらもスペイン語が片言。どうも、カベルネ・ソーヴィニオンを主体にしたワインの様ですが、真偽のほどは不明。

鼻を近づけると、ブラックベリーやヒノキの様な上品な香りが上がります。口に含むと、果実味と酸味はやや控えめ。後味にタンニンの渋みが残ります。

この日の料理は、ケソ・マンチェゴ(羊乳のチーズ)とイベリコ豚のハモン(ハム)。ケソ・マンチェゴは、カスティージャ・ラ・マンチャ州の名物。ワインと料理の相性はぴったり!やっぱり、地元のワインにして良かった。

そして、2本目のワインも地元のものにしたいと思い、お店のおじさんにお願い。選んでくれたのは、地元マドリッド州のワイン。このお店から4キロくらい離れたところにワイナリーがあるとのこと。

おじさんによれば、ぶどう品種は、「シラー」。スペインでシラーってあまり飲んだことないけど、ラベルにも大きくシラーと書いてあるので本当か?

鼻を近づけると、さっき飲んだカベルネ・ソーヴィニオンとあまり大差がないが、少しナマ肉の様な香りが上がります。口に含むと、果実味、酸味が程よい強さ。後味にタンニンの渋みが残ります。

このワインに合わせたのは、カナリア諸島のジャガイモ。とても美味しかったです。この料理、シンプルだけど、超おすすめ。

世界各国色々と旅しましたが、料理は、スペインが最高かな。ワインも美味しいし。このバルは、言葉が通じなかったけど、おじさん・おばさんと仲良くなれたし。おじさんの料理の腕は良かったし、楽しかったな。

あちゃー、また飲みすぎちゃいました。