カリフォルニアのピノ・ノワール 家飲み用にオススメ Forest Ville

カリフォルニアのピノ・ノワール 家飲み用にオススメ Forest Ville

仕事が早く終わって、会食の約束も無い夜。「家飲み用にカリフォルニアワインでも買って帰ろう。」と入った駅前の食料品店で見つけた、驚異的に安いピノ・ノワール「Forest Ville Pinot Noir 2016」。意外に(?)美味しかったのでご紹介します。

ピノ・ノワールは育てるのが難しいブドウ品種で、一般的には値段は高めです。

ピノ・ノワールから作られた赤ワインでまず思いつくのは、ブルゴーニュの「ロマネ・コンティ」ですが、これは、1本の値段が数10万円します。今回ご紹介するカリフォルニア産のこのワインは、何と税込で738円。ロマネ・コンティの1,000分の1の値段です。なんかとてもお買い得な気分になりますよね。(米国では、何と$4.99で販売されています。)

冷涼な気候を必要とするピノ・ノワールは温暖なカリフォルニアでは育たないと言われてきたのですが、最近ではソノマのRussian River Valleyや、モントレーのSanta Lucia Highlands、サンタ・バーバラのSanta Rita Hillsなどで高品質のピノ・ノワールが生産されています。

ちなみに、カリフォルニアのピノ・ノワールは日本では「カリピノ」の愛称で親しまれています。(「カリピノ」は和製英語。カリフォルニアでは通じないのでご注意を!)カリピノの特徴は、ブルゴーニュのピノ・ノワールも比べて、「酸味」は少なく、代わりに「果実味」がとても豊かと言われています。

このワイン、数々の賞を受賞しています。毎年、南カリフォルニアのオレンジカウンティー(ロサンゼルスのすぐ南にあり、ディズニーランドがあったり、大谷翔平選手が住んでいたりすることで有名です。)で開催されるOrange County Fair Commercial Wine Competition (オレンジカウンティー商業ワインコンテスト)でも、今年(2018年)見事「銀賞(Silver Medal)」に輝きました。

実は、私の米国の自宅は、オレンジカウンティーにあるので、とても親近感が沸きます。

 

このワイン、鼻を近づけると、イチゴやチェリー、プラムといった甘めの果実香がします。ヴァニラの様な樽香やスパイスの香りも。口に含むと、とても豊かな果実味が印象的。酸味はピノ・ノワールにしては控えめで程よく、渋味は控えめです。少しハーブの様な味わいも。

このワイン、2日に分けて飲んだのですが、初日は少し薄めかなぁと感じたのに、2日目はそういう感じが無くなり、ピノノワールらしい美味しさが増した感じが。どんどんピッチが上がります。

あちゃー、また飲み過ぎちゃいました。