サンフランシスコ空港ラウンジのカリフォルニアワインLongboard Syrah

サンフランシスコ空港ラウンジのカリフォルニアワインLongboard Syrah

サンフランシスコ空港の日本航空のラウンジに置いてあったLongboard Vineyards Russian River Valley Syrah 2014が美味しかったので、ご紹介させていただきます。

余談ですが、サンフランシスコのこのラウンジ、日本航空専用です。複数の航空会社による「共用」ラウンジが多くなる中、「専用」を維持されていて日本航空さんも頑張っていらっしゃいます。でも、スペースが狭くていつも混んでいるのと、ワインが赤白それぞれ1本づつなのが残念。JAL001便が出発するフラッグシップ空港のラウンジなので、もう少し力を入れて欲しいところです。

さて、このワインを作っているのはLongboard Vineyards(ロングボードヴィンヤード)。1998年、イスラエル生まれのOded Shakked(オデッド・シャキド)が、北カリフォルニアのワイン銘醸地「ソノマ」のRussian River Valley(RRV)に立ち上げたワイナリーです。

彼は幼少期からサーフィンが大好き。サーフィン好きが嵩じたのか、カリフォルニアに移住。UC Davis(カリフォルニア州立大学デーヴィス校)の醸造学科で学びます。その後、多くの国々でワイン作りの修行(とサーフィン?)をした後、自らこのワイナリーを立ち上げたのです。

カリフォルニアには、結構、サーフィン好きのワイナリー経営者が多いですね。このワインもロングボード(長さが9フィート以上のサーフボードのことです。)をあしらったジャケットがとても印象的。思わず「ジャケ買い」してしまう方も多いかと思いますが、味へのこだわりも感じられる優れもののワインです。

Longboard Vineyardsのホームページによれば、冷涼地であるRussian River Valleyで出来たシラーは、3-4年の熟成で味に複雑さが備わるそうです。カベルネ・ソーヴィ二ヨンであれば、同じ複雑さを出すのに10年かかるとか。

このワイン、鼻を近づけると、ナマ肉とか血とかシラーらしい豪快な香りとスパイスやブラックベリーの繊細な香りが混ざり合い、たしかにとても複雑。果実味は控えめ。上品な酸味と後に長く残る渋味が印象的です。米国では$36で販売されています。日本では購入出来ない様です。

スパイスのきいた肉料理、例えば、豚の角煮などに合いそう。この日は、ラウンジに置いてあった揚げせんべいと一緒に頂きましたが、これまたGood Combination。

あちゃー、また飲みすぎちゃいました。