闘牛の赤い目が印象的なカリフォルニアワイン Miura

闘牛の赤い目が印象的なカリフォルニアワイン Miura

Miura 2017 Pinot Noir Santa Lucia Highlandsをご紹介します。

このワイン、ボトルがカリフォルニアらしく、メチャクチャ格好良いのですが、ボトルのどちらが前か後ろか、区別がつきません。一方には、大きくMIURAの赤い文字。

もう一方には、赤い目をした闘牛の絵が描かれています。

MIURAというこのワイナリー、エマニュエル・ケミジというワインソムリエが始めたワイナリー。彼は子供のころスペインに住んでいたのですが、MIURAはスペインではとても有名な闘牛調教師の名前だそうです。ボトルに印象的な闘牛の絵が描かれているのは、そんな理由からなんですね。

カリフォルニアのワイン銘醸地モントレーには、Santa Lucia Highlands(サンタルシアハイランド)というとても美味しいピノ・ノワールが生産されている地域があります。

その中でも最も有名なぶどう畑がPISONI(ピゾーニ)。最高品質のピノ・ノワールが作られています。ピゾーニのぶどう畑で出来たぶどうでワインを作っているワイナリーは非常に少なく、「ピゾーニファミリー」と呼ばれているのですが、MIURAもピゾーニファミリーの一員です。ピゾーニのワイナリーは、一般人の車でのアクセスは難しく、私も行ったことがありません。秘境ですね。

そんなこんなで、一度飲んでみたいと思っていたMIURA。さすがにピゾーニのぶどう畑で出来たピノ・ノワールからできたワインは予算オーバー。でも、Santa Lucia Highlands で最も才能がある栽培家スティーヴ・マッキンタイヤー(SteveMcIntyre)が管理する畑のブドウを使用したワインなら購入できるということなので、早速カリフォルニアの自宅に取り寄せることに。

このワイン、まず赤い色が印象的です。香りは、ストロベリーの甘い香りにスパイス香やヴァニラ香りが混ざってとても複雑。ワクワクします。そして、口に含むと、とても印象的な果実味と口いっぱいに広がる気品のある酸味。あーっ、わざわざ取り寄せて良かった。

「お金持ちになったらピゾーニを飲みたいなぁ。」などと思いながら、あまりに美味しいのでどんどん減っていきます。
あちゃー、また飲みすぎちゃいました。