プティ・シラーといえばカリフォルニア San Simeon

プティ・シラーといえばカリフォルニア San Simeon

夕食は、近くのインド料理のレストランでテークアウトにすることに。「インド料理ならシラーでしょ。」ということで、家でシラーを探したのですが、ちょうど買い置きがありません。たまたま、数年前にカリフォルニアで購入したプティ・シラーがあったので、これで代用することに。San Simeon Petite Sirah 2013。

さて、プティ・シラーはインド料理に合うのか?

まず、このワインを作っているSan Simeon Wineryについてご紹介します。

ロサンゼルスのダウンタウンにワイナリーがあるのをご存知ですか?そのワイナリーはSan Antonio Winery。ドジャーズスタジアムの近くにあって、観光や出張のついでに気楽に寄れます。ワイナリーツアーやテイスティングもあって楽しいです。

このワイナリーの4代目経営者であるAnthony Riboliが最近、南カリフォルニアのSan Simeon(ロサンゼルスとサンフランシスコの中間地点にあります。)に開設したのが、San Simeon Wineryです。San Simeonは、ロサンゼルスとサンフランシスコの丁度中間地点にあります。

カリフォルニアハイウェイ1号線沿いの海に面した風光明媚なところで、沢山の象海豹が砂浜で寝ていることでも有名です。

ぶどうは、San Antonio Wineryが南カリフォルニアのPaso Robles(San Simeonの近く)に保有するぶどう畑を使用しています。

さて、次にこのワインに使用されている「プティ・シラー」について。

このぶどうは、「ジンファンデル」と並んで、長い間「カリフォルニア土着のワイン」とされてきましたが、最近のDNA鑑定で南フランスの「デュリフ」というぶどうと同じであることがわかっています。シラーとプルーサンというぶどうの交配品種です。

このワイン、鼻を近づけるとまずアルコールの香り。アルコール度数は14.5%と高めです。ブラックベリーやイチジク、白胡椒の香りも。口に含みと、まず濃厚な果実味。黒系ベリーやピーマンっぽい野菜、チョコレートの味わいも。そして、タンニンが強烈です。

インド料理と合わせると、果実味が舌の上の辛さを抑えてくれるのですが、タンニンが強すぎるのか、苦味やヒリヒリする感じが残ります。ちょっとインド料理には合わないかも。

私が飲んだ2013年のヴィンテージ はもう入手できない様ですが、もう少し若いヴィンテージであれば、米国では$25前後で購入できます。日本では購入できないようです。

翌日のメニューはステーキ。これには、ピッタリと合いました。

あちゃー、また飲み過ぎちゃいました。