私の住んでいるノースカロライナ州シャーロットから南に40kmほど南下したモンロー(Monroe)という町にあるKEFI Estate Winery へ行ってきました。
家族経営のとても小さなワイナリーで、草原の中にポツンと佇むテイスティングルームの小さな建物がとてもキュートです。
テイスティングルームでは、現オーナーのAlexa Collinsが迎えてくれました。
30才の女性で、エネルギッシュな話ぶりが印象的。
ギリシャ移民の3代目だそうで、ギリシャのぶどうに特化したとてもユニークなワイナリーです。
アシリティコ(Assyrotico)、マヴロン(Mavron)、シネステリ(Xynesteri)といった、聞き慣れないギリシャのぶどうからできたワインを楽しみます。
このワイナリーは、10年ほど前に彼女のお母さんであるVasilikisが
55歳の時に「私は外に出て、大地からの恵みである植物を育てるのが転職だわ!」と突然宣言。
広大な土地を購入して、ぶどうを栽培し、ワイナリーを作ったことから始まったそうです。
Vasilikisは、現在、64歳だそうですが、たった10年でこれだけのワイナリーを作られたパワーにはただただ脱帽です。
アメリカのワイン業界には、ロバートモンダヴィの様に、日本では引退する様な年齢からビジネスを立ち上げて成功される方が多い様に感じます。
「もう私にはワインビジネスを立ち上げるのが無理」と年齢を理由に諦めている方、Vasilikisのエネルギッシュな生き方を真似してみてはどうでしょうか?
ちなみにワイナリー名のKEFIは、ギリシャ語で、「喜びを尊ぶ精神」とか「人生への熱意」の意味だそうです。