ボジョレー・ヌーボと間違う驚きのカリフォルニアワイン Valdiguie Solano County

ボジョレー・ヌーボと間違う驚きのカリフォルニアワイン Valdiguie Solano County

渋谷のBitter Valley Grill(ビターバレーグリル)で開催された 【東京】ワイン交流会主催の 5月交流会に参加しました。そこで、出会ったとても珍しいワイン「Valdiguie Solano County 2016」をご紹介させて頂きますね。
ビターバレーグリル https://bittervalleygrill.owst.jp
【東京】ワイン交流会 https://www.facebook.com/tokyo.wineevent/ 

このワインの作り手は、Broc Cellars (ブロックセラーズ)。米国ワイン界の革命児Chris Brockway (クリス・ブロックウェイ)が2004年に作ったワイナリーです。

このワイナリーのことは、以前に私のブログで取り上げさせて頂きましたので、そちらもご参照下さい。

このワインに使われているブドウは、カリフォルニア州のソラノカウンティー(ソラノ郡)という場所で作られています。サンフランシスコ湾の周りにある9つの郡をサンフランシスコ ベイエリアと呼んでいますが、ソラノ郡はそのうちの一つです。

そして、このワインに使われているブドウ品種の名前は、Valdiquie (ヴァルディギエ)。このワインに出会うまで、聞いたことがない品種でした。

このブドウは、南フランスのラングドック地方原産だそうです。このワイン交流会の少し前に、ラングドック地方を旅してきたのですが、「ヴァルディキエ」なるブドウには巡り会いませんでした。ラングドック地方でも、今は、殆ど栽培されていないのでしょう。

そんなブドウが、仏ラングドック地方から遠く離れた、カリフォルニア州ソラノ郡で栽培されていることも驚きですが、そんなブドウを使ってワインを作ろうとするChirs Brockwayの心意気にも驚かされました。

ヴァルディギエというぶどうは、アメリカでは長い間「ナパ・ガメイ」と呼ばれていたそうです。「ガメイ」という品種は、仏ブルゴーニュ地区の最南端に位置するボジョレー地区で多く栽培されている品種です。ボジョレー・ヌーボに使われるぶどうとしてよく知られています。

ガメイととても味が似ているので、長い間「ガメイ」だと信じられてきたのですが、DNA鑑定の結果、ガメイとは全く別のぶどうだと分かり、2000年から「ヴェルディキオ」と改名されました。

このワインは、ボジョレー・ヌーボを作るのと同じ「マセラシオン・カルボニック」という手法で作られています。専門的になるので、詳しい説明はしませんが、この手法は、破砕しないブドウをそのままタンクに入れて発酵させること、このため果皮や種子に含まれる色素やタンニンが果汁に抽出されないこと、従って、味わいはフルーティーで軽いにも関わらず重厚な黒っぽい色身を出すことがで来ることが特徴です。ボジョレー・ヌーボが短期間で出荷可能なのはこの手法を使っているからなんです。

このワイン、鼻を近づけると「バナナ」の様な香りが上がってきます。そして、口に含むと「キャンディー」の様な味が。これ、まさにボジョレー・ヌーボそのものです。ビックリしました!

このワイン、米国では$30程度で入手可能です。日本でも4,500円前後で販売されています。色々な料理に合いそうですが、これだけでもガブガブ飲める軽い飲み口。
あちゃー、また飲みすぎちゃいました。