カリフォルニアのガレージワイナリーが生んだ注目のワイン Elizabeth Spencer Pinot Noir

カリフォルニアのガレージワイナリーが生んだ注目のワイン Elizabeth Spencer Pinot Noir

アメリカの首都、ワシントンで、お客様と食事。お客様が選んで下さった Elizabeth Spensor Pinot Noirを紹介させて頂きます

エリザベス・スペンサーワイナリー(Elizabeth Spencer)は、カリフォルニア北部のワイン銘醸地ナパ・バレーのRutherfordという町にあります。その建物は、1872年にRutherfordの郵便局として建てられたそうです。

エリザベス・スペンサー(Elizabeth Spencer)という人がいるわけではありません。実は、この名前は、エリザベス・プレスラー(Elizabeth Pressler) とスペンサー・グラハム(Spencer Graham)の二人が共同で作ったワイナリーで、二人のファースト・ネームをとって、エリザベス・スペンサーとしています。

エリザベス・スペンサーは、マーケティングの天才で、ナパの数々の有名ワイナリーのマーケティングに従事してきました。ナパに来た当初はツアーガイドをしていたそうです。一方の、スペンサー・グラハムは料理人として長年ワインビジネスに従事してきました。この二人がタッグを組んだと聞いただけでもなんだか、ワクワクしてきませんか?

ナパ、ソノマ、メンドシーノなどの、カリフォルニア北部のぶどう畑から厳選されたぶどうを仕入れ、Rutherfordのワイナリーでワインに仕上げる、いわゆる「ガレージワイナリー」タイプのワイナリー。生産量も小さいのですが、その品質が認められ、アメリカの首都・ワシントンD.C.の高級レストランにも置いてもらえているのです。

このワインは、ピノノワールというぶどうで作られています。ピノ・ノワールは、冷涼な土地を好むので、カリフォルニアでは作るのが難しいと言われて来ましたが、最近は品質も向上。中でも、このエリザベス・スペンサーはかなり上のランクに入ると思います。

鼻を近づけるとイチゴの様な甘いベリーの香り。口に含むと、期待通りのイチゴっぽい果実味の後に心地よい酸味。タンニンは軽めではありますが、なかなか上品な後味。

この日は、スカート・ステーキを頼んだのですが、肉汁やステーキソースに負けない、しっかりとした味わいを持っています。

アメリカでは$30程度、日本でも6,500円前後で購入可能です。
料理とワインがお互いを引き立てあって、それぞれがとても美味しい。
あちゃー、また飲みすぎちゃいました。