とてもリーゾナブルな価格のカリフォルニアワイン Cline Viognier

とてもリーゾナブルな価格のカリフォルニアワイン Cline Viognier

日本航空の機内で飲んだ白ワイン「Cline Viognier North Coast2016」をご紹介させて頂きます。

このワインは、カリフォルニア北部ソノマ郡のワイン銘醸地カーネロス(Caneros)にあるクラインワイナリー(Cline Winery)が作っています。

以前、このワイナリーが作るセカンドラベル「Farmhouse」をこのブログでご紹介させて頂きました。そこで、クラインワイナリーについても、詳しく解説させて頂きましたので、そちらも是非ご参照下さい。

ジャグジーバスの発明者として有名なヴァレリアーノ・ジャグジー(Valeriano Jaguzzi)は、サンフランシスコの北、コントラ・コスタ郡のオークリーに果実園を持っていたのですが、そこで彼からワイン作りを学んだのが孫のフレッド・クライン(Fred Cline)。

彼は、ワイン醸造学で有名なカリフォルニア大学デイヴィス校(UC Davis)でナンシー(Nancy)と出会い結婚します。その二人が1982年にオークリーに設立したのが、クラインワイナリーです。1991年には、現在のカーネロスに移転します。

環境に優しいワイン作りや、国際品種を扱わずジンファンデルやローヌ品種へ特化するなど、とてもユニークな特徴を持つこのワイナリーですが、そのコストパフォーマンスにも目を見張るものがあります。「値段が同じなら、迷わすクラインを買え。」と言われるほどです。

このワインは、クラインが祖父の代から引き継いだローヌ品種である「ヴィオニエ」の古木から採れたぶどうで出来ています。ヴィオニエは、花や果物のとても華やかな香りが特色です。

鼻を近づけるとライチや桃など南国のフルーツの香りが上がって来ます。口に含むと、期待通り、南国系のフルーツの果実味が口の中に広がりとても華やか。酸は少し控え気味ですが、ミネラルの味や上品な苦味も少し感じられます。

この日の、機内食は和風ショートリブと鱸の塩焼き。(普段は、洋食ですが、今日はワインに合わせて和食。)肉にも魚にも合う柔軟さを持ったワインです。エスニック風の食べ物にも合いそうです。

米国では$15程で、日本でも2,000円前後で入手可能です。本当にリーゾナブルな価格です。

ロサンゼルスから東京までのフライト時間は、約11時間。ゆっくりとワインが楽しめます。
あちゃー、また飲みすぎちゃいました。