ビーバーの様な勤勉が生み出す高品質 南カリフォルニア Castoro Cellarsの白ワイン

ビーバーの様な勤勉が生み出す高品質 南カリフォルニア Castoro Cellarsの白ワイン

南カリフォルニアのワイン銘醸地「パソロブレス」。この地域のワインで、「ソーヴィニオンブラン」というぶどう品種から作られるワインで美味しいものを探していたところ、友人からすすめられたのが、「Castoro」。なかなか美味しかったのでご紹介します。

パソロブレスは、サンフランシスコとロサンゼルスのちょうど中間点。どちらから行っても400kmの距離にあります。あまりアクセスが良くないので、日本人の方があまり訪れない様ですが、面白いワインメーカーが集まっていて、今世界中から注目されているワイン産地です。

このワインを作っているのは、Castoro Cellars。Niels and Bim­mer Udsen 夫妻が1983に設立したワイナリーです。

ワイナリー名の「Castoro」は、イタリア語でビーバー(Beaver)の意味だそうです。ご主人のNielsのニックネームがBeaverだったので、この名前にしたとか。また、ビーバーが一日中働いてDam(ダム)を築く様に、彼らも一日中一生懸命に働いて品質の高いワインを作りたいという願いを込めた名前でもあります。というわけで、カストロのワインには、ビーバーのマークが付いていて、そこには’Dam Fine Wine’と書いてあります。

Castoro Wineryは、最初は、知人のワイナリーの片隅で少量のワインを作るところからスタートしましたが、彼らが‘back­wards approach’と呼ぶ様に、その後自分のワイナリーを建設し、更にぶどう畑も購入します。今では、パソロブレスに13ものぶどう畑を所有し、ぶどう栽培からワイン醸造まで自分たちで行う、いわゆるEstate Winery(エステートワイナリー)へと成長しました。

環境への配慮も彼らの自慢で、ウェブサイトを見ると彼らが行なっている様々な環境への配慮が記載されています。特に、ソーラーパネルによる自家発電の規模には、度肝を抜かれます。

Wine Enthusiast誌は、このワインを次の様に評価しています。「レモンの皮、ライムの中果皮、りんごの身の様な香りがして、誰でもすぐに好きになってしまう。気持ちがリフレッシュされて楽しくなる一本。口に含むと、ミネラルの味わいがグレープフルーツの味わいにマッチして、素晴らしい。」

カリフォルニアの太陽をたっぷりと浴びたソーヴィニオンブランのフレッシュな味わいがストレートに伝わってくるこのワイン。美味しいです。
あちゃー、また飲みすぎちゃいました。