渋谷のBitter Valley Grill(ビターバレーグリル)で開催された 【東京】ワイン交流会主催の 5月交流会に参加しました。そこで「689 (Six Eight Nine) Red 」という面白い名前のワインに出会いましたので、ご紹介させて頂きますね。
ビターバレーグリル https://bittervalleygrill.owst.jp
【東京】ワイン交流会 https://www.facebook.com/tokyo.wineevent/
このワインの作り手は、Kent Rasmussen (ケントラスムセン)。サンフランシスコ生まれの彼は、学生時代に交換留学生としてドイツに滞在しますが、その時のホストファミリーがワイン醸造家。ワイン作りが彼の最大の趣味となります。

一度は違う職業に就いた彼ですが、ワイン作りの楽しさが忘れられず、一念発起して、ワイン醸造で有名なUC Davis(カリフォルニア大学デーヴィス校)で学びます。1983年に卒業した後は、ロバートモンダヴィワイナリーや、南アフリカ、オーストラリアでワイン作りの修行。1986年にナパでKent Rasmussen Wineryを設立、成功を収めます。

彼は、ナパで子育てを終えた後、「やはり自分は都会暮らしが好きだ。」と感じ、バークレーに家を購入します。バークレーはサンフランシスコ近郊にある大学町。60年代のヒッピー発祥の地で、常にアメリカ文化の最先端をいく町です。(私の次男が住んでます。)そんな町の雰囲気に触発されたのか、彼がセカンドブランドとして始めた過激なワインが、今日ご紹介するSix Eight Nineです。

このワイン、面白いことに、米国では販売していません。ホームページを見ると、アフリカ、アジア、カリブ海などで販売されています。プエルトリコでは、リッツカールトンでも扱われているとか。日本では3,000円前後で販売しています。
689という名前ですが、それぞれの数字が中国語ではおめでたい(lucky and positive) 意味を持つとか。ちなみに、6がhappiness(幸福)、8がwealth(富)、9がlongevity(長寿)だそうです。

このワインのラベルには、6と8と9が絡まったデザインが施されていますが、「バラバラのものが1つに融合する。(elements coming together into one balanced and harmonious whole.)」ことを意味するそうです。

まさにその通りで、このぶどうはなんと5つのぶどう品種をブレンドして、1つのワインを作り上げています。ちなみに使われているぶどう品種は、ジンファンデル50%、カベルネ・ソーヴィニヨン18%、メルロー16%、グルナッシュ8%、シラー5%、プティ・シラー3%。
ジンファンデルとプティ・シラーはカリフォルニアが誇る品種。カベルネ・ソーヴニオン、メルローはボルドー品種。グルナッシュとシラーはローヌ品種。本当に色々なぶどう品種を使っています。

鼻を近づけると黒いベリーに加えて、スパイスやタバコの香り。樽香でしょうか、トーストの香りも。そして、口に含むと、ジンファンデルらしい甘い果実の味がドーンときます。上品な酸に加えて、スパイスやハーブの味。最後は、カベルネソーヴィニオンらしい、タンニンが心地よい後味として残ります。

この日は、ビターバレーグリルの看板メニューである、ステーキと一緒に楽しみました。
あちゃー、また飲みすぎちゃいました。

