Melville Estate Pinot Noirを飲む機会がありました。
このワインは、沢山の友人が勧めてくれていて、以前からとても気になる一本でした。何故か一度も飲んだことがなかったのですが、先日、六本木のアメリカ料理レストラン「ROTI」、偶然に出会う機会がありました。

このレストランにワインを卸していらっしゃる会社様が、「SO-CAL WINE NIGHT」と銘打って、南カリフォルニアワインの試飲会を開催されました。その試飲会で出た24本のワインの中の1本だったのです。

このワイナリーのオーナーは、Ron Melville。彼は、学生時代からワイン・コレクターでした。父の影響でぶどう栽培に興味を持ち、いつか自らのVinyardを持つことが夢でした。

証券取引で成功を収めて十分な資金を得ると1989年にソノマ(カリフォルニア州北部のワイン名醸地)のknights valleyに畑を購入、ぶどう作りを始めます。彼の作るぶどうへの評価は高く、大成功。カリフォルニア中から、有名なワインメーカーが、彼の畑からできるぶどうを求めて、彼の畑を訪問するほどだったそうです。

しかし、どうしても冷涼地でピノ・ノワールを育ててみたいと考えていた彼は、1996年にサンタバーバラ(カリフォルニア南部のワイン名醸地)のSanta Rita Hillsに土地を購入して、この地でワイン作りを始めます。現在は、息子のChad Melvilleと共に、ワイナリーを経営しています。

Santa Rita Hillsは、もともとは、Santa Ynes AVA (ワイン生産地区)の一部だったのですが、2001年に独立したAVA(ワイン生産地区)として認めれらます。この認可の影には、Melville Familyの尽力があったと言われています。

彼のワイナリーは、Estate Wineryと呼ばれます。Estate Wineryとは、ぶどうの栽培、収穫からワイン作り、ビン詰までを全て同じ場所で行うワイナリーです。全ての工程を自分自身で管理できるのが特徴で、Melvilleは、Estate Wineryになることにこだわり、Estate Winery であることに誇りを持っています。

このワインは、ピノ・ノワールという品種のぶどうから造られています。

見た目は、きれいなルビーレッド。鼻を近づけると、ピノ・ノワール特有の苺の香りは控えめで、ブラックベリーやオレンジの香りがります。口に含むと、上品な果実味と酸味、ピノ・ノワールにしては豊富なタンニンも感じられます。普通のピノ・ノワールを期待して飲むと、見事にその期待は裏切られるのですが、とても複雑で期待以上の味です。

さすがに、沢山の友人が勧めるだけのことはあります。
このワインは、アメリカでは$50前後で購入可能です。日本でも、6,000円程度で買えますので是非試してみて下さい。

