ボトルに描かれたマスコットが可愛いカリフォルニアワイン Resolute

ボトルに描かれたマスコットが可愛いカリフォルニアワイン Resolute

アメリカでJFKといえば、ニューヨークのJohn F Kennedy空港のことを言います。巨大な空港ですが、その中でも最大のターミナルである Terminal 8。嬉しいことに、そこにあるラウンジには、常時複数のカリフォルニアワインが置いてあります。その日も2本のワインが置いてありました。

そのうちの1本、Resoluteの2015年がとても美味しかったのでご紹介します。カベルネ・ソーヴィニオンという品種のぶどうから作られた赤ワインです。

このワインに使われているぶどうは、カリフォルニア州北部のレイク郡(Lake County)のRed HillsというAVA(ワイン生産地区)にある標高約800メートルのぶどう畑で育ったものです。秀逸なぶどうを生み出すことで有名なAVA(ワイン生産地区)です。

醸造したのは、Resolute Wineというワイナリーですが、このワイナリーのワインメーカーは、Kyle Mizunoという日系人です。カリフォルニアのワイン産業では、多くの日本人や日系人の方々が活躍されています。何となく親しみがわきませんか?

彼は、ワイン研究で有名なカリフォルニア大学(University of California)デーヴィス校で、生化学を専攻します。薬剤師になるのが夢だったのですが、卒業後仕事がなかなか見つからない中、ワイナリーから仕事のオファーがあり、ワインメーカーになってしまったという、少し変わった経歴の持ち主です。

このワイン、鼻を近づけるとカベルネソーヴィニオン特有の上品な檜の香りと、独特のゴマの様な香りが上がってきます。口に含みと、カベルネソーヴィニオンにしては、意外に果実味がしっかりしていて、酸味も感じられます。タンニンはそれ程強烈ではなく、全体としては、バランスの取れた飲みやすいワインです。

タンニンの渋みが苦手な女性が肉料理を食べる時などにお薦めすると喜ばれるのではないでしょうか?アメリカではワインショップで$25-30程度で販売されています。日本では入手困難の様です。

ところで、このワイナリーには、Tony Hernandezという専属の画家がいます。彼が描く、可愛いマスコットがそれぞれのボトルに描かれていて、とても可愛いですよ。