美人過ぎるワインメーカー Keplinger女史のセカンドワイン カリフォルニアのVermillion Red Wine

美人過ぎるワインメーカー Keplinger女史のセカンドワイン カリフォルニアのVermillion Red Wine

ロサンゼルス空港のアメリカン航空のラウンジで飲んだ「Vermillion 2015 Red Wine」がとても美味しかったので、ご紹介します。

このワインは、北カリフォルニアのワイン銘醸地・ナパヴァレーにあるVermillion Wine Companyが作っています。このワイナリー、カリフォルニアのワイン業界でとても有名なご夫婦であるHelen KeplingerとDJ Warnerが設立しました。

Helen Keplingerは「美人過ぎるワインメーカー」として有名。2012年にはFood&Wine誌のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるほどの腕の持ち主です。2004年にスペインのワイン銘醸地プリオラートでワイナリー開業を手伝い、ワイン作りの腕をあげます。その後、南フランスにしばらく滞在。ここで南フランスのライフスタイルやワインがすっかり気に入ってしまいます。

その後、ナパヴァレーに戻り、夫のDJ Warnerとともに、Keplinger Wineryを設立。南フランス・ローヌ地方を思い出させるワインを作り始めます。Vermillion Wineryはそのセカンドワイン。ちなみにVermillionは「朱色」という意味。

このワインは、GSMと呼ばれるローヌで使われる3つのぶどうGrenache(62%)、Syrah(10%)、Mourvedre(21%)に、カリフォルニアでしか採れないぶどう品種であるPetit Sirahを加えたもの。カリフォルニ北部のワイン銘醸地Sonoma Countyのぶどう(31%)と、北カリフォルニア内陸部のSierra Foothillsのぶどう(69%)から作られています。

こうしたデータを知ってこのワインを飲むと予想外の香りと味に驚かされます。鼻を近づけると、黒いベリーの香りとスパイス香が上がります。口に含みととにかくタンニンが強烈で薬の様な苦味。意外にも果実味、酸味はあまり感じられません。こう書くと、なんだか美味しくない様ですが、私の中ではとても印象に残ったワインで、是非またチャンスがあれば飲んでみたいです。

このワインは生産量が少ないので、直接ワイナリーから購入するしかありません。(直接購入すると$40くらい)そんな貴重なワインが飲めるこのラウンジはなかなか素晴らしいです。
あちゃー、また飲みすぎちゃいました。