パリスの審判で優勝したカリフォルニア Chateau Montelena のCabernet Sauvignon 2014

パリスの審判で優勝したカリフォルニア Chateau Montelena のCabernet Sauvignon 2014

私は普段日本に住んでいますが、カリフォルニア在住の妻が一時帰国したので、以前から気になっていたChateau Montelena Cabernet Sauvignon 2014をあけることに。

Chateau Montelenaは、北カリフォルニアのワイン銘醸地ナパの中でも、最も北の端に位置するカリストガにあります。温泉やミネラルウォーターで有名です。

このワイナリーの設立は1882年に遡ります。当時の石造りのまるでお城の様な建物がそのまま残っています。

1976年、米国建国200年を記念して、パリ市が何か記念になることをしようと考え、フランスワインとカリフォルニアワインの飲み比べをすることに。フランスからは、ボルドーの5大シャトーをはじめとする錚々たるラインアップのワインがノミネート。審判は、フランスのワイン界の大御所ばかり。当時は、カリフォルニアワインは1流ワインとはみなされておらず、誰もがフランスが圧勝すると信じていました。

ところが、結果は、驚くことに、赤ワイン部門、白ワイン部門ともに、カリフォルニアが優勝したのです。世界中が驚愕しました。この時、白ワインイ(シャルドネ)部門で優勝したのが、Chateau Montelenaでした。

Chateau Montelenaは、1969年に弁護士として大成功したジム・パレット氏が購入。現在はその長男であるボー・パレット氏が経営にあたっています。ボー・パレット氏はパリスの審判の時はまだ22歳で、父親の下働きをしていたそうです。

このワイン、Cabernet Sauvigonon 91% 、Merlot 8% 、Cabernet Franc 1%という典型的なボルドーブレンド。

鼻を近づけると、ブラックベリー、ブルーベリーの香りに加えて、杉の様な木の香りも。口に含むと、酸、果実味、アルコールのバランスがとても良いです。飲んた後も、心地よい酸と果実味がしばらく残ります。それでいて、重厚な感じもあり、ユニークで複雑な味わいを楽しめます。

 

このワイン、アメリカでは$50前後で購入できます。日本では、ネットで7,000円〜8,000円で購入可能です。

 

この日は妻と飲むのを楽しみにしていたのですが、時差ボケの妻は早々とベッドへ。一人で仕事をしながら飲む羽目に。

あちゃー、また飲みすぎちゃいました。(仕事も滅茶苦茶に忙しいし、やけ酒気味。)