カリフォルニア州モントレーの名門ワイナリーTalbott

カリフォルニア州モントレーの名門ワイナリーTalbott

カリフォルニア州モントレーの名門ワイナリー「Robert Talbott Vineyards」 を訪問してきましたのでご紹介します。

モントレーは、サンフランシスコから200kmほど南にあります。山に囲まれた盆地の様な特殊な土地。しかも海に向かって大きく口を開いているので太平洋からの冷たい空気が溜まりやすく、カリフォルニアにしては冷涼です。このため、冷涼な気候を好むブルゴーニュ品種のぶどう(シャルドネやピノ・ノワール)が植えられています。

このワイナリーは、1982年にRobert Talbttが設立しました。彼は、1950年に家族とともにカリフォルニア州カーメルに移住し、ネクタイ屋さんを始めます。間も無くこのお店は、紳士服のお店として大成功します。アメリカでは、今でもTalbottというブランド名から、ワインではなく紳士服を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

モントレーの中で最も高級なぶどうが作られるのがサンタルシアハイランド(Santa Lucia Highlands)という地域です。Robert Talbottは、1994年にサンタルシアハイランドの中でも、最も高品質のぶどうが作られる畑の一つ「Sleepy Hollow」を購入します。

今では、この畑で採れるシャルドネとピノ・ノワールを使って、多くの高級ワインを作る名門ワイナリーへと成長しました。

Sleepy Hollowの畑には、ワイナリーは併設されていないのですが、道路に面しているので写真撮影はできます。入口には二つの大きな鉄の門があり、一つにはSleeping Hollowの「S」の文字が、もう一つには「H」の文字が組み込まれています。

ワイナリーとテイスティングルームは、海側へ50kmほどドライブしたCarmel Valleyという町にあります。この町は、静かな避暑地といった面持ちで、小さなギフトショップやレストランが並ぶ可愛い町です。

Talbottのテイスティングルームは、1989年に出来たアメリカ的には歴史のある建物。

多趣味だったRobert Talbottは自動車マニアだったそうで、彼のコレクションを集めた博物館も近くにあります。

早速テイスティングを楽しみます。日本の人たちと楽しむワインを選ぶため。

色々と迷った結果、Kali Hartというシャルドネを選びました。Kali Harttというのは、Robert Talbottの末娘の名前だそうです。キャップのハートのマークが印象的です。

日本でたくさんの友人と飲む姿を思い浮かべながら、そしてテイスティングルームのお姉さんとお話ししながら、どんどんワインがすすみます。
あちゃー、また飲みすぎちゃいました。