今日は白ワインの気分ということで、Huschのゲヴェルツトラミネールを飲んでみることに。「ゲヴェルツトラミネールに会うのはエスニックな料理」と言います。スパイスのきいたローストポークと合わせます。
このワイナリー、「カリフォルニア北部・メンドシーノ」の中心部、アンダーソンヴァレーにあります。メンドシーノには、オーガニックワインの作り手が集まっていて、「オーガニックワインの聖地」と呼ばれています。
このワイナリーは、1971年設立で、アンダーソンヴァレーで最も古いワイナリーです。現在は、3代目のZac & Amanda Robinsonが経営に当たっています。今日飲むワインは、このワイナリーでテイスティングをして買ってきたものです。（ちなみにテイスティングは無料です！）
オーガニックに徹しているため、農薬や殺虫剤を一切使いません。ぶどうの根を食べる「ホリネズミ」を退治するために、フクロウを使っているそうで、（フクロウがねずみを食べる。）フクロウの巣があちこちに設置されています。面白いですね。
テイスティングルームは110年前の小屋でなかなか風情があります。
このワイン、鼻を近づけると「おしろい」の様な香りが上がります。妻と「昭和のおしろい」だねと笑ったのですが、とにかく香りがとても強くて、独特で、印象的です。ワインの教科書には「ライチ」の香りと書いてありますが、その方が上品な表現ですね。
口に含むと、とにかく「美味しい！」です。綺麗な酸が印象的。さらに、ゲヴェルツトラミネールはドイツ語で「スパイス」という意味ですが、少しスパイスのニュアンスもあり、スパイシーな料理と合うと言われます。
この日のローストポークには、 ピンクペッパー、ローズマリーをはじめとする沢山のスパイスを使いました。ワインの苦味が少し引き出され、複雑な味に。おすすめの1本です。（このワイン、現地では$20前後で手に入るのですが、残念ながら日本では入手出来ない様です。）
あちゃー、また飲みすぎちゃいました。