暑いのでサッパリしたワインが欲しいということで、近くのワインショップへ。すすめられたのがMahoney Vinetards Vermentino 2017。
Mahoney Vineyardsは、サンフランシスコの少し北、サンパブロ湾に面した地域にあります。サンフランシスコからナパ 、ソノマに向かうときに、最初に通るワイン銘醸地。サンバブロ湾から冷涼な空気が入るため、美味しいぶどうが育ちます。
このワイナリーは、1972年にFrancis Mahoneyが設立。彼は、カリフォルニアでは栽培が難しいと言われていた冷涼品種「ピノノワール」に挑戦したパイオニアの1人で、今では「ピノノワールの権威」として知られています。
そんな彼が、新たに挑戦したのが、このワインに使われているイタリア土着品種「ヴェルディッキオ」。イタリアのサルディーニャ島やトスカーナ州を中心に栽培されており、カリフォルニアでは殆ど栽培されていません。
このワイン、カリフォルニアでは$20前後、日本でも4,000円前後で入手出来ます。
鼻を近づけると香りはとても華やか。桃の様な甘い香りが上がってきます。白い花や白粉の様な香りも。
口に含むとメロンの様な爽やかな味わいが口一杯に広がります。酸味がとても豊富で印象的。「ちょっと青草っぽいニュアンスや苦味も感じられるなあ」と思っていると少し柔らかなニュアンスもあり、複雑で、とても楽しめるワインです。
この日の前菜は、ワインショップですすめられたモツァレーラチーズを使ったカプレーゼ。夏らしさを演出してくれます。
そして、メインはタラの香草焼き。
ワインの上品な酸が、香草とよく合い、どんどんワインが進みます。あちゃー、また飲み過ぎちゃいました。