子供が小さい時に、家族で住んでいた「ロスアルトス」。米カリフォルニア州・シリコンヴァレーの中心地にあります。今は世界中でバラバラに暮らしている家族が、ホリデーシーズンにロスアルトスで再会することに。
再会してすぐに買い物に行ったのが、以前住んでいた自宅の近くのスーパーマーケット「Whole Foods」。そこで購入した「Dancing Crow Zinfandel」がなかなか美味しかったのでご紹介します。
ところで「Whole Foods」というこのスーパーマーケットは、以前、私のブログで紹介させて頂いた「Trader Joe’s」とよく比較されます。
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「Trader Joe’s」も「Whole Foods」もどちらも、とてもユニークで少し高めの製品を扱っているスーパーです。どちらかというと、Trader’s Joe’sの方が、少し庶民的で、店舗も比較的小型、Whole Foodsの方が、少し高級感があり、店舗も比較的大型でしょうか。どちらも妻が大好き。ワイン売り場が充実しているので私も大好き。ということで、カリフォルニアに着いたら、いつも最初に訪れる場所の一つです。
Trader Joe’sは南カリフォルニアが発祥の地。Whole Foodsもカリフォルニアが発祥の地だと思っていたのですが、ウィキペディアで調べると、Whole Foodsは1978年にテキサス州のオースティンで開業したそうです。カリフォルニアに進出したのは1989年。私は、1990年代の終わりの頃、日本に住んでいて、カリフォルニアを仕事で頻繁に訪問していたのですが、妻に頼まれてよくWhole Foods で買い物をして、日本にお土産として持ち帰っていました。当時、時代の最先端をいくスーパーだったのですね。
今では、全米に270店舗以上を展開しているそうで、米国の主要な都市であれば、大体どこにでもあります。2017年にアマゾンに買収されました。
Whole Foodsのワイン売り場は、Trader Joe’sと同様、とても充実しています。Trader Joe’sの1.99ドルワインに対抗して、3.99ドルワインも扱っています。
どちらも、普通のスーパーマーケットでよく見かけるいわゆるナショナルブランドはあまり取り扱っておらず、Trader Joe’sらしい、Whole Foodsらしい、とてもユニークなワインを揃えています。ワイン好きの方は、アメリカに行く機会があれば、とても面白いので、是非、訪れてみて下さい。
今回も、お店に入ったらすぐにワイン売り場へ急行。面白いワインだらけなので、どのワインにするかとても迷います。そんな中で、今回は、ラベルがとても可愛いので、つい手に取ったDancing Crowを選びました。色々なぶどうで作ったワインがありましたが、カリフォルニア以外でがあまり生産されていないZinfandelを購入することに。
このワインを作っているのはDancing Crow Vineyards。使われているぶどうは、カリフォルニア州北部のLake Countyの2つのAVA（ワイン生産地）で作られたぶどうを使っています。（Red Hill AVA 78%、High Valley AVA 22%)
使われているぶどうは、Zinfandel 78%、Syrah 12%、Mourvedre 4%、Petit Sarah 4%、Arneis 2%です。2つの異なったAVA (ワイン生産地）でできた、5種類のぶどうをブレンドさせているので、味わいはとても複雑です。
Dancing Crow Vineyardsのホームページによれば「鼻を近づけるとまず、乾いたラズベリー、熟れたイチジクとハックルベリーの香り、続いてアメリカンチェリー、ブラックベリー、いちご、ラベンダーの香り。杉や皮の香りもかすかに。口に含むと、とてもスムーズで、はっきりとした酸味とHigh Vally AVA 特有の果実味。さらにRed Hills AVAで採れたジンファデル特有の洗練されたタンニンの味わいが。ハンガリアンオークの味わいもあり、とても複雑。」
ディナーの後、家族とよもやま話しをしながら、ゆったりとした気分で飲みました。健康に悪いとは思いながらも、アメリカらしいチートスというスナック菓子をポリポリとつまみながら（たまには、こういう体に悪いお菓子も良いですよね。）。こういう、アメリカらしい味には、やはりアメリカらしいジンファンデル（ジンファンデルは、アメリカ以外ではほとんど生産せれていません。）のちょっと甘ったるい果実味がぴったり。
あちゃー、また飲みすぎちゃいました。